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2015-01-29 04:14    長財布レディース
 渉は佐田にも、圭子の相手だという青木という男にも、はげしい嫌悪と怒りを感じた。嫌悪と怒りは、やくざで女たらしで、トルコ風呂で働かせることまでしたという男と離れられずにきた、圭子にも及んでいった。  渉は池袋に出て、映画館に入った。洋画のアクション物の二本立てをやっていた。映画の筋はきちんとは渉の頭に入らなかった。  アパートに帰りついたのは、夜の八時過ぎだった。食事の支度がしてあった。白い布をかぶせた小さなテーブルの前で、渉はいきなり圭子を抱きしめた。圭子はおどろき、すぐに柔らかい声で言った。 「どうしたの? 怖い顔して……」  渉は圭子を畳の上に横抱きにして押し倒して、彼女の唇を唇でふさいだ。圭子が舌で応え、渉の背中に腕を回してきた。  そういうシーンは、渉の予定にはなかったのだ。彼は何喰わぬ顔して帰り、食事をし、そのあとで、明るい調子でこう切り出すつもりで帰ってきたのだ。 『ジムの会長に先生のことを言ったら、怒られちゃったよ。隠しててあとでばれると何言われるかわからないから、正直に事情を話したんだよ。これまでにも会長にはなんでも打明けてきてたから。そしたら、登り坂のボクサーに女は禁物だって。で、先生には行く先がきまるまでこの部屋にいてもらって、おれはその間、会長の家に寝泊りするってことになったんだ』  事実、渉はほんとうに圭子のことを会長に打明けて、そうするつもりでいたのだ。  ところが、白い布をかぶせた小さな食卓と、その横で帰りを待っていた圭子の姿を見たとたんに、筋書きは狂ってしまった。渉は自分の胸に不意にあふれ返ってきたものが、いったい何と名付けられるべきものなのかわからなかった。わからないままに、圭子をはげしく抱きしめていた。  唇を重ねたまま、渉は圭子のセーターの下に手をくぐらせ、乳房をまさぐった。狂おしげな手つきだった。その手でブラジャーは上に押しやられた。渉の手の中で、乳房が固いうねりをつづけた。乳首が固くとがってきて、彼の掌のあちこちを突いてくる。 「しようがないわね。どうしたの? 急に」 「狂っちまったんだよ、おれ……」  渉はうわずった声を出した。圭子は静かに渉のセーターの背中を撫《な》でている。 「先生、ベッドに行こう」 「ごはんも喰べずに?」 「言っただろう、おれ、狂っちまったって」  圭子は下から渉の顔をのぞき込んできた。何かを探りとろうとするような、深い眼の色に彼女はなっていた。渉はその視線をはずした。立ち上がって、着ているものを脱いだ。剥《は》ぎとるような勢いだった。そのまま彼はベッドに体を投げ出した。  圭子は黙って立ち、服を脱いだ。表情は重くくもっていた。渉はどこか怯《おび》えたような眼で、裸になっていく圭子を見ていた。圭子はパンティも脱ぎ去って、ベッドにやってきた。渉は眼を閉じた。明りを浴びた圭子の白い全身の肌に、渉は束の間、黒くはりついた無数の人の手の形を視る気がした。それは中学校の音楽室のピアノの下で圭子を組み敷いた佐田の手の跡であり、スケコマシの青木の手の跡であり、圭子が相手をしたおびただしい数のトルコ風呂の客たちの手の跡である、と渉は思った。圭子の肌にしみついたそれらの黒い手の跡を消すには、それ以上の数の渉自身の手の跡を、そこに刻みつけるしかない——そんな思いが、突き上がってくる欲望とひとつになって炎のゆらめきのように渉の胸を灼《や》いた。