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長財布 使い方編集

8731 印伝 鹿革 すみれ柄 長財布 ラウンドファスナー
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F's MAUMU 本革 長財布 メンズ レディース リアルレザー サイフ 高級本革 ウォレット
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日本製 ベルトポーチ 革 メンズ レディース スマートフォン スマホ がま口 ポーチ 革 無地 がまぐち ポーチ
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真鍮 キーホルダー セット キーリング 3個 つり針 フック 1個 ブラス アクセサリー 真鍮無垢
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本革 ヌメ革 6連 キーケース アンティークコイン コンチョ 付 レザー ハンドメイド 厚手
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GALEX クラッチ ストーン 無地 長財布 ロングウォレット レディース ブラック ホワイト モード系 ポーチ
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「私、密告したのよ」 「え?」  さすがに、鶴田幸佑はびっくりした。 「何を密告したというんだ?」 「ウオーター・フロントの談合よ。あなたたちが仕組んだ今度の談合の一部始終を、ワープロで打って、東京地検に密告したのは、この私よ。鷲尾竜太郎に復讐するために、この私が密告したのよ」  天を摩す杉林の中で、その声は魔女のように響いた。  呆気《あつけ》にとられている鶴田を尻目に、加寿美はそこで、自分の生い立ちの背後にある辛い記憶を説明した。  加寿美の両親は、千葉県船橋市で鷲尾建設の下請けの地元建設会社を経営していたが、彼女が高校二年の時、鷲尾建設に恨みをのんで死んだそうだ。  建設業界の下請け、孫請け構造はよく知られるところだが、加寿美の父が経営していた「房総建設」はある年、現場事故から事業が左前になって、補償金支払いのため巨額の借入金を作ったが、その事故というのも親会社からおろされてきた設計ミスによるものだったため、局面を救ってもらおうと思って、父の萩尾信広は鷲尾竜太郎に泣きついたのである。  しかし鷲尾は、工期が遅れていることを責めるばかりで、援助の手を差しのべようとはしなかった。  何度目かの懇願の時は、父ではなく母親のゆかりが会いにいった。鷲尾はゆかりの美しさに眼を奪われ、言うことを聞けば苦境を救ってやろうと言って、ゆかりを手ごめ同然に犯《おか》したのだという。  それによって、雀の涙ほどの援助は受けた。しかし、ゆかりが愛人になるのを拒否したため、借金返済はできず、萩尾信広夫婦は事業失敗の責任もあって、加寿美が高二の時、服毒心中をしたのだというのであった。  十七歳の一番感受性の強い時、加寿美はその両親の悲劇に出あい、成長をしてその内実を知るにつれ、娘心にも鷲尾建設の社長に復讐してやろうと思ったそうである。 「——それ以来よ、私、心を鬼にして女を磨《みが》いたわ。勉強もしたわ。大学を出て、大鵬建設の秘書課に就職したのよ。社長は私の素姓を知ってはじめは警戒したらしいけど、私が復讐心の素振りを微塵《みじん》も見せなかったので、信用し、信頼し、盲目的に可愛がるようになったわ。私としたら、それを待っていたわけで、社長からトップシークレットの何もかもを聞きだし、また自分でもスケジュールを動かしていたので、今度のタワービルの談合の全貌を掴み、それを東京地検に密告したのよ」  はなはだ、奇妙な情況である。  その話を聞いて、鶴田幸佑は複雑な心境を抱いて、杉木立の上空を見あげた。  自分が会社のために一生懸命に働き、談合マンとしての機能をフルに発揮したことを、この女はすべて調べて、地検に密告したというのである。
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