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ヴィトン 買取編集

madame FIGARO japon (フィガロ ジャポン) 2009年 6/20号 [雑誌]
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madame FIGARO japon (フィガロ ジャポン) 2009年 6/20号 [雑誌] 
鮮やか 万華鏡  フラワー ビジュー ネックレス 花の首飾り
__1,98000
鮮やか 万華鏡 フラワー ビジュー ネックレス 花の首飾り 
madame FIGARO japon ( フィガロ ジャポン ) 2010年 4/5・20合併号 [雑誌]
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madame FIGARO japon ( フィガロ ジャポン ) 2010年 4/5・20合併号 [雑誌] 
慈愛の 洸黒 清楚 フラワー ビジュー ネックレス 花の首飾り
__1,52000
慈愛の 洸黒 清楚 フラワー ビジュー ネックレス 花の首飾り 
素敵 キラキラ ちいさなお花 フラワー ビジュー ネックレス 花の首飾り
__2,20000
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とっても可愛い ピンク ブルーの ビジューネックレス フラワー 花の首飾り
__1,90000
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「マルソーの至芸は、わが蚤のサーカスに匹敵するものである」  と書かれたほどである。  もっとも喝采をあびた出し物は、「蚤の重量あげ」というのであった。特に選ばれた筋骨たくましい蚤の選手たちが次々と登場して、自分の体の三倍もある鉄のバーベルをあげる。これにはスリルがつきまとった。バーベルをあげ損った選手は、その下敷となって死亡してしまったからである。評判は抜群だが、蚤の消粍も激しい出し物であった。  だが、今は蚤の宝庫がある。フリッカという男のところへ行けば、いくらでも補充がつくのである。こうして、「蚤のサーカス」の繁栄は永久に約束されたかに見えた。フリッカ自身は、相変らず浮浪者みたいな恰好をしていた。たまたま金がはいっても、それをみんな飲んでしまったからである。  しかし、世の中はそうそうはうまくゆかない。ある日トープ氏がまたフリッカのところへ行くと、相手は狡猾そうににやりと笑って、 「き、きたな、昆虫学者め。い、いやさ、エセ学者め。おまえが何者かはもうちゃんとわかったぞ。おまえらが蚤のサーカスでしこたま儲けていることくらい、ち、ちゃあんとわかっているんだ。さあ、もうボロ儲けはさせないぞ」  トープ氏は失敗ったと思ったが、相手は果して蚤の値を吊りあげにかかった。こちらとしてはどうしても蚤が欲しい。ついに一匹十五クローネで手を打った。  だが、それからあとのことは言わずしてわかる。一回ごとにフリッカは値を吊りあげ、三十クローネ、五十クローネ、ついには八十クローネでなければ嫌だと言った。トープ氏は背に腹は代えられず泣く泣くそれを払った。  金のはいったフリッカは、やはり酒ばかり飲み、──なにぶん他のことに欲望がなかったのである──浮浪者みたいな恰好で街をふらついていたが、ある夜、特別にふらふらしながら、ふと一軒の洋品店のショーウィンドウを見ると、そこに素敵なシルクハットが一つだけ飾ってあるのが目にとまった。 「きれいなシルクハットだなあ」  フリッカは、ふだんおよそ考えたことのないことを考えた。飲みすぎていたらしい。  そこでその店へはいっていって、それをくれと言った。店員は大いにあやしんだが、その汚ならしい男がふところから無造作に紙幣の束をとりだすのを見ると、慌ててもみ手をはじめた。  フリッカはアパートの部屋へ戻って、そのシルクハットをかぶり、歪んだ鏡に映してみた。輝くようなすばらしい帽子であった。ただ、そこからはみだしている頭髪がいかにもむさくるしかった。 「い、いい帽子だ」  と、彼は悦に入って呟いた。 「しかし、髪を刈らにゃあいかんな。帽子と不似合だ」  翌日、床屋へ行って帽子をかぶってみると、ますますすばらしかった。だが、首から下がいかにも不似合だった。そこで、彼は出かけていってタキシードを買ってきた。ついで靴下を買った。その次に靴を買った。なにぶん金は十分にあったのである。  そうすると、顔色こそわるいが、そこに一人の紳士が立っていることを、フリッカは鏡の中に見出した。
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