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null  「花火」 -第2話- 「お〜い、変態博士。いるかー?」 「もうちょっとマシな呼び方をしたらどうですか、あなたは」  呆れ返るサトミ。  ここは、街の郊外の森に隣接して建っている古びた研究所。  パッと見は寂れた病院だ。  大きさも20畳ほどの普通の家ぐらいしかない。  白塗りの壁がところどころはがれており、老朽化が激しいのは一目瞭然だった。  こんなところにやってきたのも博士に会うため。 「いやだって、あいつはこう呼ぶのが一番だ」 「あいつ………年上の人に向かってあいつ呼ばわりはやめるべきです」 「会ったら絶対そう言いたくなるって」 「言いたくなろうとなかろうと、そんなことを言うべきではありません。さらに、あなたにとって博士は恩人のはず」